<前回のまとめ>
「どんな時でもプレゼンのステップ1〜8が必要な訳ではありません。既存の資料を流用することで資料作成の時間を省略することができます。そこで、Googleを使ってパワーポイントファイルだけ検索することも可能です。」という内容でした。
●セミナーなどを開催した時に参加者の方から「プレゼン資料に目次って必要でしょうか?」という質問を受けることがあります。目次というのは、1枚のスライドに「タイトル」と「ページ番号」を一覧で表示するアレです。
皆さんは、プレゼン資料に目次をつけていますか?
●私は、このような質問が出た時には、「基本は”不要”ですが状況による」と回答しています。というのは、目次には、そもそも2つの役割があります。
1.全体像の提示:これから説明する資料の全体像を最初に提示する役割
2.索 引:必要なページをすぐに検索できる役割この2つの役割があるのですが、これがプレゼン資料で必要かどうかということです。これを1つずつヒモ解いてみましょう。
●まず、「1.全体像の提示」ですが、これはプレゼンでは必要です。なぜなら、プレゼン発表の開始と同時にすぐに内容の説明に入るより、初めに全体像を提示することで、プレゼンの聞き手は、説明内容の位置が把握しやすいからです。反対に、初めに全体像を提示しないと説明を聞きながら全体像を理解せざる得ないため、難しく感じるのです。
●一方、「2.索引」はどうでしょうか?これはまったく不要ですね。なぜなら、プレゼンでは、1枚ずつ、スライドを紙芝居のように見せていくため、聞き手が自分が読みたいページを検索するという行為自体がありえません。そのため、索引は不要です。
●つまり、目次の役割として「全体像の提示」は必要ですが、「索引」は不要です。それなら目次ではなく、プレゼンの全体像を提示する「概要」があれば十分です。そのため、私は、目次は基本的に”不要”としています。
●ただし、例外があります。
それは、プレゼン資料を発表で使うだけでなく、プレゼン終了後にその資料を読んでもらいたいと考えている場合です。例えば、何らかの企画書を作成し、プレゼン終了後、その企画書を聞き手にじっくり読んでもらいたいと考えているような場合です。
●この時、資料を受け取った人は、資料を読む際「全体像の把握」と「索引」のために目次が必要になります。むしろ、目次はあった方がよいのです。
●これらを整理すると、結局、
・プレゼン資料を見せるだけなら「目次は不要」
・プレゼン資料を読んでもらいたいなら「目次は必要」
という結論になります。
●以上から、私は、セミナーの参加者から目次の有無の質問を受けた時に「基
本は”不要”ですが状況による」という少し歯切れの悪い回答をしているのです。
●皆さんも、何気なく目次をつけるのではなく、プレゼン資料を見せるのか、読ませるのかによって目的をつけたり、外したりしてください。
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