<前回のまとめ>
「私の場合、プレゼンの構想を練るような『創造的な作業』を行う場合、生産性が落ちる原因が3つあります。その原因毎に、”情報を読み込む”、”手書きで整理する”、”ひたすら考える”という3つの工夫しています。」という内容でした。
●前回、「プレゼンを実施する際、聞き手に対して、”新しい何か”を伝えたいけれどもその何かを発見できない時、これを解決できる、良い本がある。」とお伝えしましたが、今回は、そのお薦めの本をご紹介させていただきます。
●その本とは、『考具(http://tinyurl.com/2rlos4)』です。
この本は、なかなか優れものです。何が優れているのかというと、プレゼンに限らず、ホワイトカラーの場合、様々な「創造的な作業」があると思います。
例えば、
・新商品や新サービスの企画
・現状の業務改善の提案
・顧客の課題に対する解決策の提案 など
●実に様々なものがあります。このような場合、何らかのアイデアを捻り出さなければならないのですが、机の前で一生懸命、考えてもなかなか思うように浮かんでこないものです。場合によっては、一日中考えても何も前に進まないということもあります。
●そこで、上司などに相談して、うまい解決方法やアドバイスをもらえればよいですが「ひたすら考えろ!!」などと言われてしまうと、もう、とにかく、一生懸命考えるしかありません。
●しかし、このような苦しい状況のとき、アイデアを出すための指標というか何らかの手順のようなものがあると手助けになります。その指標を提示してくれているのが、この本、『考具』なのです。
『考具』のなかから文章を一部、抜粋させていただきます。
>常日頃思うのですが、考えることが仕事なのに、
>
そのための道具を持ってい
>ない人があまりに多い気がします。
>わたしたちは毎日何かアイデアを考え、企画にして、
>
実行することで対価を得ているのです。
>しかし、そのためのインフラ=道具の充実度はあまりに酷い。
>最新鋭機のパソコンの前にずっと座っていても、
>
何も浮かんできません。
>考えるためには、どうすればいいのか???
>
誰も教えてくれなかった。
>本当なら電話やパソコンと同じように考える道具も
>
あってしかるべきです。
>
>考えるための道具、あります。
>考えるための道具、それを『考具』と呼んでみましょう。
●著者の加藤氏は、博報堂で勤務しながら様々な企画を行っているそうです。
その博報堂で蓄積されたノウハウを体系化し、この本で21個の『考具』として
公開してくれています。
<情報がアタマに入ってくる考具>
1.カラーバス
2.聞き耳を立てる
3.ちょいメモ
4.七色インコ
5.フォトリーディング
6.臨時新聞記者
<アイデアが拡がる考具>
7.アイデアスケッチ(手書き)
8.ポストイット
9.マンダラート
10.マインドマップ
11.アイデアスケッチ(PC)
12.連想ゲーム
13.オズボーンのチェックリスト
14.ブレーンストーミング
<アイデアを企画にに収束させる考具>
15.5W1Hフォーマット
16.タイトル
17.ビジュアライズ
18.マンダラート
19.企画書
<行き詰まったときの考具>
20.アイデアマラソン
21.問いかけの展開
●カタカナが多くて、一瞬???となりますが、読んでみると使えるものが多いです。なかでも私が共感したのは、「7.アイデアスケッチ(手書き)」です。プレゼン資料の構想時に「手書き」しながら構想を練るのは、まさにこのアイデアスケッチと同じです。また、「10.マインドマップ」は、名前が変わっているだけで、KJ法そのものです。
※「KJ法」の詳細は、http://tinyurl.com/2vgndl
●21個の『考具』をすべてを理解するのは、難しいと思います。しかし、何の指標もなく、いたずらに時間を掛けるより、何らかの指標があった方が作業効率は上がるものです。ホワイトカラーの方は、全員、一読することをお薦めします!!
⇒『考具(http://tinyurl.com/2rlos4)』 |