<前回のまとめ>
「平成16年に厚生労働省のレポートによると、企業が学生に対するプレゼン能力に不満を持っていることが分ります。社会人になるとプレゼンは重要なスキルの一つです。」という内容でした。
●プレゼン本を修正していて、よく悩むのが、いくら時間を掛けてもまったく前に進めないことがあることです。〆切が迫っているので、早くやらなければいけないのですが、逡巡してしまって先に進めないのです。いわゆる「生産性が上がらない」という状態です。
●皆さんも、同じような経験がないでしょうか?例えば、プレゼンの〆切が迫っているので気持ちは焦るのですが、なかなか前に進めないという状態です。この「生産性」については、プレゼンに限らずホワイトカラーにとって、永遠の課題ですよね?
●私もIT企業にいた時は、常にこれと葛藤していました。何しろ機械がやる仕事ではなく、人間がやる仕事なので、生産性に差がでてしまうのです。ただ、「生産性」を、もう少し掘り下げてみると『消化作業』と『創造作業』に分かれます。
●『消化作業』というのは、例えば、1000通のダイレクトメールに切手を貼るというような作業です。この場合、人によって生産性が”大きく”異なることはなく、ある程度の作業時間の計算ができるものです。もちろん、厳密には、人によって差はでるのですが、大きくは変わらないものです。
●一方、『創造作業』というのは、例えば、1000通のダイレクトメールの文章を考える作業のことです。この場合、切手を貼る作業と異なり、
・どのような文章にしたらよいのか?
・どうやったら封筒を開けてくれるか?
などを考えなければなりません。そのため、人によって生産性に差がでます。
●つまり、「生産性」と一言で言っても、実際に課題になるのは『創造作業』の方だと思って間違いありません。そこで、この『創造作業』の生産性を上げるために、皆さんは、どのような工夫をしているでしょうか?例えば、プレゼンの構想を練らなければならないのに、考えても考えても良い案が浮かばないような時です。
●このような時の解決方法の一つとして、私がお勧めるのは『場所を変える』という方法です。具体的に私が実施しているのは、
・会議室に篭(こも)る
・カフェに行く
などです。要するに割り込みが入らない環境に身をおき、集中するのです。今回、プレゼン本の原稿を修正するにも随分、カフェに通いました。(^^;)
●場所を変えることで気分が変わりますし、検討対象を冷静に眺めることもできます。そして、まとまった時間を確保できることなど様々なメリットがあります。そのため、もし、生産性が上がらないと感じた時には、場所を変えることを考えてはいかでしょうか?
●なお、この場所を変えるというのは、多くの著名な方も推薦している方法なので、ご存知の方も多いと思います。例えば、神田昌典氏のメッセージは、以下のとおりです。
>キーワード:
>白紙とペンを持って、部屋にこもる。この半日の作業が、もっとも収益率が高い。
>
>解説:
>頭脳労働は肉体労働の5倍疲れる。だから多くの人は、
>頭を使わないで、手と身体を動かしつづけるという肉体労働を
> 一生懸命行う。
>働いているように見えるが実はラクなのだ。
>それよりは、日常業務は忘れて、部屋にこもろう。
>そのときに、生み出される発想が、あなたの会社を何倍にも大きくする。
>
>出展:「仕事のヒント」神田昌典365日語録
●いかがでしょうか?もし、皆さんの会社にこのような創造をするためだけのスペースが確保されているようならなかなか良い会社だと思いますよ。 |