<前回のまとめ>
「プレゼン資料を作成する際、現地調査は重要です。現地調査を行うことで新しく発見するものも多いものです。しかし、闇雲に現地に行くだけでは、何も見つけることができないので要注意です。では、その注意点とは?」という内容でした。
●前回の続きで、私が飲食業界のフランチャイズ事業(仮)の提案書作成を行うために現地調査を行ったのですが、どのような点に注意して対処したのか解説させていただきます。
現地調査に限らず、仕事は、事前準備が大切といわれますが、特に現地調査の場合、時間が限られていることが多いため事前準備が重要です。今回は、以下の4つを準備しました。
●1.目的
当たり前の話で恐縮ですが、まず現地調査の目的を明確にしました。何のために行くのか、そして何を確認しにいくのか、これがブレると全てが無駄になってしまいます。
●2.調査項目
次に調査項目を明確にしました。現地での調査項目、つまり何を聞くのか一つずつピックアップし Excelの表にまとめました。調査項目を整理することで自分が分かっていること、分かっていないことが明確になるというメリットもありました。
●3.資料類
次に現在、現場で使っている資料類を明確にしました。今回の対象の現地ではマニュアルや日報などの各種資料を使っているということが分かっていたのでこれを明確にしました。
●4.想定写真
最後に、プレゼン資料で使いたいと思う写真を事前に想定しました。プレゼンでは、言葉で説明するより、写真を見せれば一目で分るということがあるためプレゼンのスライドで使いたい写真を事前に想定しました。
●以上、4項目を準備し、現地調査に行きました。この4項目は、プレゼンの内容によって変化すると思います。しかし、「1.目的」「2.調査項目」「4.想定写真」はどのようなプレゼンでも押さえておきたいところです。事前準備が完了したら後は、現地で一つ一つ確認していくだけなのですが、いくつか注意点と私の失敗があったのでご紹介します。
●a.情報は沢山集める
現地で情報収集する場合、できるだけ沢山の情報を収集するようにしました。事前に調査項目を明確にしているのでこれを確認していくのですが、ここから波及して次々に情報を収集することができました。このような情報を使うかどうか現場では判断せずに、収集することに比重を置きました。本当に使うかどうかは、現地調査が終了した後で判断すればよいのです。
●b.記録を確認する
人の作業が確実に実施されているかどうか確認するのは、やはり記録があるかどうかといえます。そのため記録を確認しました。また可能であれば、記録のコピーをもらいました。このコピーはプレゼン資料を作成する際に参考になりますしスキャナで読み込んでスライドに貼り付けることもできます。いずれにせよ現場の臨場感を出すため効果的です。
●c.写真を沢山撮る
写真撮影は、事前に想定しておいたものを撮影しました。また、枚数も多く撮影しました。というのは撮影が終了して実際に使おうとすると、被写体がブレていたり、フラッシュの光が入っていたりして使えないものも多いからです。また、一見、テーマと関係ないと思える写真も撮影しました。例えば、作業風景の写真だけでなく、お店の概観や看板、入口などです。矛盾しているのですが、事前に想定していたものは最低限、撮影し、それ以外のものも撮影しておいたということです。ここでも撮影(収集)することに比重を置きました。
●以上が現地調査での注意点です。今回、私が失敗したのは写真撮影でした。同行してくれた方が撮影してくれたのですが、イメージと違っていたので、現地調査が終了した後、写真撮影のためだけに再度、現場へ行きました。これは失敗でした。事前に打ち合わせするか、自分で撮影すべきだったと反省しています。
●このように、プレゼンの完成度を上げるためにも現地調査は必須ですが、あっという間に時間が過ぎてしまうものです。そのため、何も得られずに帰ってきてしまうことがあります。これを避けるためにも事前準備を整え、現地ではできるだけ多くの情報収集と証拠を集めることです。そうすることで、一歩踏み込んだプレゼンができます。
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