<前回のまとめ>
「小説家のような名文を書くのは才能が必要だが、分りやすい文章を書くのは『技術』を身につけることだ。かかる言葉と受ける言葉、テンのうちかた等すべてにルールがあるのだ。『中学生からの作文技術:本多勝一』(⇒http://tinyurl.com/hsv2t)」という内容でした。
●先日、ある方から「プレゼンは緊張してしょうがない。何か良いアドバイスが欲しい。」と言われました。
なるほど、気持ちはよくわかりますよ。どんなにベテランの人でも程度の差はありますが、プレゼンの席で緊張しない人はいないのではないかと思います。
●なにしろ、プレゼンの場合、聞き手の全員がこちらを向いて、自分の話を聞こうとしている訳ですから、色々と不安がよぎるものです。
・うまく話せるだろうか?
・内容が未熟といわれたらどうしよう?
・するどい質問がでてきたらどうしよう?
など、挙げればきりがありません。
●そこで緊張を回避する方法ですが、よく言われる言葉は「経験することだ」というのものです。確かにその通りです。何ごとも同じですが、何度も同じことを繰り返すことで無駄な動きやコツ、緊急時の対応方法などが分かってくるので自然と緊張が軽減されるというものです。
●しかし、では、プレゼン初心者の方はどうすればよいのでしょうか?経験を重ねるまで緊張し続けなければならないのでしょうか?それはちょっと時間がかかり過ぎます。
そこで、今回は、プレゼンの初心者の方を対象に緊張の回避策をお伝えしましょう。
●1.テーマ
もし、プレゼンのテーマを自分で決定できるならば、自分の知っているテーマを設定することです。というのも、自分に知識がないものを発表する場合、自信がもてない→失敗してしまうのでは?という考えが頭に浮かんでしまうからです。これが緊張を誘発します。
ですから、もし、昇格試験や就職試験などで自分でプレゼンのテーマを決定することができるなら、自分が知っていることをテーマとすることです。
●2.習熟
テーマは自分で設定できない。そんな場合は、プレゼンで発表する内容の検討に時間を掛けることです。つまり、知らないから自信がもてない→緊張するという状況に陥っている訳ですから、時間を掛けて知る努力をするのです。そして、誰よりも発表内容に習熟すればよいのです。そうすることで自信がもて、緊張を緩和することができます。
●3.リハーサル
プレゼンのテーマを自分で決定できない、また習熟する時間もない、という場合は、リハーサルを数多く実施することです。リハーサルは、最初は、一人でを行い、そして、次に人に見てもらうことです。もし、人に見てもらえないならビデオで撮影して見てみましょう。
また、リハーサルの時には実際に声を出すことです。こうすることで習熟度が増す効果があります。また、リハーサルの回数は多いほど良いです。
●以上、プレゼン初心者が緊張を回避する方法を3点、ご紹介しました。共通するのは、発表する内容に時間を掛け、内容を熟知しましょう、ということです。それが自信につながり、緊張を解すことになります。
●しかし、状況によっては、自分でテーマを設定できない、テーマも習熟していない、リハーサルもできなかったという、どうしようもなく苦しい状況でプレゼンしなければならないことがあるかもしれませんね。そういう時は、意識を変えることです。開き直りましょう。(^^;)
●つまり、冒頭のように「うまく話せるだろうか?」など、失敗することを考えるのではなく、今、自分が持っている力を出すことに意識を集中させるのです。そして落ち着いて話を進めればよいのです。
●これは緊張の回避にはなりませんが、結果的にその方が好感をもたれます。巷で言われている「人は見た目で判断される。」ことを逆に利用して自信ありげに振舞うのです。オドオドと発表して良いことなど一つもありません!!
|