<前回のまとめ>
「配付資料のアンケートの中で皆さん意見の多数のものを整理すると、発表用と同じものを最初に配る。また、左上をホッチキスで留める。1スライド/ページがよい。」という内容でした。
●「自分の命を敬愛していた太宰治の前で絶ったのである。」
読者の皆さんへ質問です。上記の文章のどこが悪いか分る方はいらしゃいますか?一瞬、分らないですよね?何度も読み直さなければならない文章です。このまま読むと太宰治が自分の命を敬愛していたと読めます。しかし、作者が伝えたかったのは敬愛していた太宰治の前で命を絶ったということらしいです。
●そうなると、かかる言葉の順番が間違っています。正解は、
「敬愛していた太宰治の前で自分の命を絶ったのである。」
と書かなくてはいけません。このような例は特別なものではなく、新聞などで頻繁に見つかるそうです。
●前置きが長くなりましたが、良い本を見つけました!!
『中学生からの作文技術:本多勝一』(⇒http://tinyurl.com/hsv2t)
中学生の作文技術の本なんていまさら読めるか!なんて、怒らないでくださいね。中身を読むとあまりに難しいのでクラクラきます。
●この本で書かれているのは文章を書くための「技術」です。小説家のような名文を書くのは才能が必要ですが、分りやすい文章を書くのは「技術」を身につけることだと著者の本多氏は主張しています。
●しかし、その文章を書く技術が日本ではないがしろにされている。そのため日本人なのに正確で分りやすい文章を書ける人がとても少ないとも訴えます。この本を読むとメルマガを書くことを躊躇してしまいます。(^^;)
●目次は以下の通りです。
第1章 かかる言葉と受ける言葉
第2章 かかる言葉の順序
第3章 テンやマルのうちかた
第4章 漢字の使い方
第5章 助詞の使い方
第6章 改行を考える
第7章 無神経な文章
第8章 リズムと文体
●如何でしょうか?なかでも第1章のように日本語には、かかる言葉と受ける言葉があり、かかる言葉には明確な順序があることをご存知でしょうか?
また、第3章のテンのうちかたは非常に勉強になります。
・テンは適当にうってはならないし、うつべきテンとうってはならないテ
ンがある。
・長いかかる言葉が2つ以上あるとき、その境界線にテンをうつ。
・語順が逆順の場合にテンをうつ。
・筆者の思想としての自由なテンもある。
という4つのルールがあるそうです。決して書き手の気まぐれでうってはいけないと警告されます。
●プレゼンでは、長文を書くことは少ないかもしれません。しかし、文章を使うことに相違はないわけですから一度、ご覧になってください。日本人なら絶対、読むべき本だと思います。
『中学生からの作文技術:本多勝一』(⇒http://tinyurl.com/hsv2t)
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