<前回のまとめ>
「プレゼン資料は、キーワード中心の見せることが目的の資料と、長文もあり読ませることが目的の資料の2種類があります。しかし、現実的にその目的によって、記載レベルと用意すべき資料は、さらに4つのパターンに分かれます。」という内容でした。
●「プレゼンのスケジュールは、発表日から遡ってくださいね!」とセミナーなどでもお伝えしていますが、そう簡単に行かないものですね。
先日、ある起業家の方から3週間後にビジネスプランを発表する機会があるのでプレゼン資料が完成したらアドバイスが欲しいと言われました。一抹の不安がありましたが、了承しました。
●しかし、2週間ほど経った時に、この起業家の方から「今回は断念する」と連絡がありました。原因は、ビジネスプランを作成するのは生まれて初めてなので「何を書けばよいのか分らなくなった。」ということでした。とても残念な話です。
●プレゼンには様々な種類がありますが、ビジネスプランというのは難しいものです。単なる思い付きではなく、実現性のあるレベルに落とし込む必要があるからです。そのため、情報収集や構想にとても時間がかかるものです。
●既に情報収集や構想が完了していて、あとは資料をアウトプットするだけなら3週間あれば十分でしょう。しかし、情報収集や構想をこれからスタートするには3週間では短すぎます。2〜3ヶ月は必要です。
そのため、冒頭の起業家の場合、本当は、3週間というのは、最初から無理なスケジュールだったのです。
●ここから分るのは、単純にプレゼンのスケジュールを発表日から遡るだけではうまくいかず、開始時点での情報の”質”に注意するということです。開始時点での情報内容で本当に期限に間に合うかどうかの判断が必要です。そして「間に合わない」と判断したなら延期をお願いしましょう。
●しかし!!
現実的に発表内容よりも期限が優先される時も多いものです。
私も理不尽さに何度も怒り、泣いたことがあります。(;_;)
そういう時は、どうすればよいのでしょうか?皆さんはどうしてますか?
●そんな時の私のお勧めは、以下の2つです。
1.既存の資料を探す
あなたの周りに同じような資料は存在しないでしょうか?例えば、ビジネスプランであれば、同じ会社の先輩、後輩、同僚などで作成した人はいないでしょうか?あるいは、ファイルサーバに存在しないでしょうか?
インターネットや書籍に存在しないでしょうか?探してみましょう。あなたが正直にゼロからビジネスプランを用意する必要はないはずです。同じようなものがあるならこれを流用しましょう。
2.とりつくろう
既に分っている情報、今ある情報だけでとにかく形を作りましょう。
例えば、ビジネスプランであればもともと3週間という期限自体が無理な話なのです。それでも発表しなければならないならできる範囲でまとめるのです。あるいは、重要なポイントに絞って作り上げましょう。
●ともかく、このような時に一番、避けたいのは「諦めてしまうこと」です。諦めてしまうと”ゼロ”です。未提出と判断されます。しかし、何らかの形でモノがあるとそれはゼロではありません。
●ですから、皆さんもプレゼンのスケジュールを立てる時は、現実的な工程であるか判断し、もし延期が可能であれば延期を申し入れ、それが駄目なら既存の資料を探し、それでも見つからなければ、出来る範囲でまとめ上げることをお勧めします。
あくまで大人の対応を...
|