<前回のまとめ>
「プレゼンで顧客から共感を得るポイントは、1.顧客視点で語る、2.驚きを与える、3.気持ちを込める、です。プレゼンはコミュニケーションの手段なので、テクニックを学ぶより顧客のことを考えることに時間を費やすことをお勧めします。」
という内容でした。
●前回、お伝えしましたが、プレゼン本の出版に向けて市販のプレゼン本を数多く読みました。どの本からも学ぶべき点が多く、このメルマガ発行のエネルギーにもなりました。その中で、皆さんに自信をもってお勧めできる本が2冊ありましたのでご紹介します。
●ただ、本というのは、プレゼン同様、対象読者を想定しているものです。そこで私が読者として求めているプレゼン本を明確にしたいと思います。
・自己啓発的な内容ではなく、実践的なHow-Toが書かれていること
・パワーポイントだけ、デリバリだけなどに限定せず、3つのスキルが
書かれていること
・広告業界の話ではなく、それ以外の業界で活用できること
という3点です。このような私にとって役立つ本はどれだろう?と読み進めました。
●上記の3つのポイントに合致して皆さんへお勧めするのは以下の2冊です。
・マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術 ジーン・ゼラズニー著
⇒http://tinyurl.com/m5clk
・説得の技術 パワー・プレゼンテーション ジェリー・ワイズマン著
⇒http://tinyurl.com/lnq73
皆さん、もう読まれましたか?もし、読まれていないなら、買って損はないと思います。それぞれ簡単にご紹介させていただきます。
●『マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術』
「プレゼンというものは自ら進んで実施することは少ないもの。誰かに依頼されて実施することが多い。そういう時は状況確認→プレゼン設計→プレゼン実施という手順を踏めば大丈夫。」
というストーリーになっています。
●中でも興味深いのは「図形作成で困る必要はない。6歳の子どもの気持ちになって、自分の思いのままに図を描いてみよう。もっと自然に本能のお赴くままに描いてよいのでは?」という演習の部分です。図形表現が苦手という方には、この提案は心強いはずです。
●また、秀逸なのが途中に差し挟まれている宣言文です。例えば「聞き手のための権利宣言」というページがあります。ここでの宣言を一部、抜粋すると、以下のように書いてあります。
<目的>
・プレゼンテーションの結果として自分に何を行って欲しいのか、何
を考えて欲しいのかを知る権利
・なぜ自分の関与が必要なのかという理由を知る権利
・自分がプレゼンテーションを懸命に聞いている時間に相当する価
値を受け取る権利
●どうですか?面白くないですか?私は一人で笑ってしまいました。この宣言文を逆から読むと、プレゼンの中には聞き手が何をすればよいのか、また聞き手のメリットが不明確なものが存在するので止めて欲しいというメッセージだと受け取れます。何度読んでも笑えます。(^_^)/ では、もう一冊の方です。
●『説得の技術 パワー・プレゼンテーション』
「プレゼンには説得の技術が必要であり、それは聞き手をA地点からB地点へ導くことである。そのためには聞き手志向でなければいけない。その基本がWIFFY、つまり”What's
is it for me?(自分にとって役に立つのか?)”に応えることである。」
という主題が基本になっています。
●その他、示唆に富んだメッセージが多くあります。
・準備段階では、情報は多い方がよいが、本番は別だ
・構成を考える前に、まず何を話すか決めなさい
・冒頭では、差別特性を訴えなさい
・プレゼン資料とビジネス文書は違うもの(PowerPointとWordは違
うでしょ)
などです。耳の痛い話が多く、こちらもずいぶん勉強になります。
●また、この本では効果的な資料の見せ方として3つの章で説明しており、これが先の『マッキンゼー・・・』の本より、詳細に理解することができます。ただ若干、難点としては著者が株式公開時のプレゼンコンサルの経験をベースにしているため、この辺りで少し距離を感じるところです。
●ちなみに今、プレゼン本の中で一番売れているのは『ひとつ上のプレゼン』という本です。これも、広告業界では有名な方がノウハウを公開してくれているので勉強になるところも多いです。しかし、広告業界の話なので、どうしても身近に感じきれない部分がありました。でも広告業界の方にはお勧めです。
●上記、2冊について、皆さんの意見もお聞かせください!!
可能であればメルマガでご紹介させていただきますので。
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