<前回のまとめ>
「フォントを使う時の基本は、漢字・かな=MS Pゴシック・全角、カナ=MS Pゴシック・全角、英字=MS Pゴシック・半角・小文字、数字=MS
Pゴシック全角(タイトル等)・半角(金額、年号等)、タイトル箇所=市販フォント※」
という内容でした。
※注意:上記の通り「HGP創英角ゴシックUB+ボールド」でも可です。
●「今頃?」といわれそうですが、先日、はじめて六本木ヒルズに行きました。首都高でヒルズの前を通ったことは何度もあったのですが、中に入るのは初めてです。かなり緊張して、右手と右足が同時に出るような感じでしたが、受付の女性達に気付かれないように努めて平静を装いました。
今、思うと、アホですねぇ〜 (^^;)
●何のために行ったのか?というと2つの目的がありました。
1.楽天が実施している「楽天ビジネス」の説明を聞くため
2.楽天のプレゼンテーションを見るため
です。現在、日本で”IT企業”といえは、「ライブドア、楽天、ソフトバンク」がマスコミを賑わせています。この3社ならプレゼンも優れているに違いないと常々思っていました。
●そこでたまたま「楽天ビジネス」を聞く必要に迫られたため、楽天を訪問し、同時にIT企業代表の”プレゼンテーション”を見た、という訳です。そこで、今回は、楽天のプレゼンから学んだことと改善すべき点を説明します。本当は、同じプレゼンを皆さんと見た後に、説明した方が分かりやすいと思いますが、それは難しいので、できるだけイメージが湧くように書きます。
●プレゼンの概要は、以下の通りです。
・内 容:楽天ビジネスの概要説明(http://business.rakuten.co.jp/)
・参 加 者:40名ほど
・時 間:概要説明50分、質疑応答10分
・会 場:楽天の会議室(縦10m×横20mぐらい)
・スライド:30ページほど
日常、よく行われている小規模なプレゼンですね。プレゼンターと聞き手の距離も近くて学校の授業を受けるほどの大きさです。
●楽天担当者のプレゼンは、それなりにツボを押さえていました。例えば、
1.資料について
・図形表現が多い(=文字が少ない)
・短文で表現(箇条書きが多い)
・アニメーションが少ない
・テンプレートはシンプル
2.デリバリについて
・声に張りがある
・論理的で分かりやすい
・必要な箇所は、すべて指差し
などです。これらは改めに説明する必要もないと思いますので、割愛しますがいずれも参考になるポイントです。
●ただ、どうしても気になる点が1つだけありました。それは、担当者の方が聞き手をうまく巻き込めていない点です。少し感覚的で申し訳ないのですが、
・自分の話したいことを一方的に話した
・聞き手を意識しながらも壁がある
という感じなのです。
●発表の時間があまりなく、数多くのことを一通り説明しなければならなかったのかも知れません。真相は、良く分かりませんが、結果的に私が聞き手の立場として、空気になじめなかったという印象をもちました。
●プレゼンで自分の伝えたいことを伝える、というのは、最低限クリアすべき点なのですが、さらに次のステップとしては、聞き手を巻き込みながら進めて行くほうがベストです。なぜなら、プレゼンテーションとはコミュニケーションの一種だからです。
●ステップで整理すると以下になります。
・ステップ1:自分の伝えたいことを伝える
・ステップ2:自分の伝えたいことを聞き手に理解してもらう
・ステップ3:聞き手がプレゼンの結果を受け、何らかの行動を起こす
楽天の担当者の場合、「ステップ1」はクリアしていました。しかし、「ステップ2」がうまくクリアできていなかった、ということです。
●話が少しズレますが、こういう気持ちは、プロ野球を見ていて同じように感じることがあります。
・ステップ1:ひたすら野球をしている
・ステップ2:野球をしながらも観客を意識したパフォーマンスがある
・ステップ3:そのプレーを見た観客が応援する、グッズなどを買う
などです。
●少し前の話ですが、西武ライオンズが非常に強かった時代、「野球がつまならい」と言われた時期がありました。この原因は、この観客をうまく巻き込めていないというところにあると私は思っています。逆に日本ハムの新庄という選手は、プレーだけでなく、観客を意識したパフォーマンスを行い、観客をうまく巻き込んでいます。
●話を戻して、プレゼンでも同じように聞き手を巻き込む必要があります。ではプレゼンでどうやって聞き手を巻き込むのか?という点ですが以下の3つが有効です。
1.「つかみ」でつかむ
2.質問する
3.目線に気をつける
●1.「つかみ」でつかむ
「つかみ」と言うのは、プレゼンを開始して、簡単な挨拶の時に何か身近な話題などで聞き手を引きつけることです。楽天の担当者の場合、「つかみ」はありませんでした。「つかみ」の技術は、なかなか難しいので、また、別の機会に掘り下げます。
●2.質問する
これもよくある手法で、聞き手を巻き込むには有効ですね。「この中に〜の人いますか?」と挙手させたりするアレです。挙手させることで聞き手に参加意識を持たせることができます。
●3.目線に気をつける
プレゼンターは、プレゼンをする時、どこを見るのか?というのも重要です。スライドだけを見ながら話をしたり、目の前にいる人だけを見たりするのではなく、広く会場全体を見ながら話をすることです。
●以上です。もう一度、整理すると、楽天の担当者のプレゼンから学んだ点として、「プレゼンで自分の伝えたいことを伝えることだけに集中するのではなく、聞き手を巻き込みながら進めた方が良い」そのためには「つかみ、質問、目線」に気をつけましょう、ということです。
●なぜなら、プレゼンテーションとは、
”コミュニケーションの一つの手段だから”
です。こうやって整理すると、プレゼンターには、単に発表者という役割の他に「率先して人を楽しませる」という役割があるということをご理解いただければと思います。
|