<前回のまとめ>
「色使いの法則は、1.色をつけるポイントを選別する、2.寒色(青系の色)を基本とする、3.同系色を用いる、4.薄い色を使う(原色は使わない)、5.グレーをうまく使う、6.色に意味を持たせる、7.資料全体を通して配色する、8.印刷とプロジェクタで配色を変える」
という内容でした。
●先日、カミさんとひさしぶりに大ゲンカしました。原因は、子供がおもちゃを買って遊びたがっているのに、「風呂に入れ」とやたらうるさいので「少し遊ばせてやれば?」と言ったところ大ゲンカになりました。翌日、カミさんが家出したのには、ちょっとビビリました。夕方には戻ってきましたが。(^^;)
●そんなことはどうでもいいですよね。今回は、「フォント」の話です。『ノンデザイナーズ・デザインブック(http://tinyurl.com/5ayzd)』にもフォントの説明はあるのですが、英文の説明が主体なので、日本人の私達にはモノ足りません。
●そこで、フォントの使い方について、プレゼンでは、「こうあるべき」という内容を整理しました。なぜフォントにこだわるのか?というと、プレゼン資料のレイアウトと同様、全体の印象が違ってくるからです。
●では、皆さんに質問です。皆さんは、プレゼン資料ではどのようなフォントを使っていますか?
・「漢字、かな」は、どのフォントを使っていますか?
・「カナ」は、どのフォントで、また全角/半角どちらにしていますか?
・「英数字」は、どのフォントで、また全角/半角どちらにしていますか?
・「英字」では、どのフォントで、また、大文字/小文字をどのように使い分けていますか?
●これらのフォントを意識して使われているでしょうか?なんとなく、その時の気分で使っていたりしないでしょうか?レイアウトや色使いに意味があるようにどのフォントを使うか、意識的に取り組んだ方がよいです。
●まず、「フォント」についてです。和文フォントは、Windows では、以下が
標準で搭載されています。
・MS ゴシック (ゴシック体で文字間隔が等間隔)
・MS Pゴシック (P=プロポーショナルで、文字によって文字間隔が異な
る)
・MS 明朝 (明朝体で文字間隔が等間隔)
・MS P明朝 (P=プロポーショナルで、文字によって文字間隔が異な
る)
・MS UIゴシック(文字が少し細い)
その他、MS-Officeをインストールすると「HG丸ゴシックM-PRO」などが搭載されます。また、英文フォントでは、これ以外に沢山のフォントが搭載されます。
●この中から、どのフォントを使うのか?というと、プレゼン資料では、短文が連続することが多いことと、プロジェクタで投影しても文字が飛ばないため「MS
Pゴシック」が最適です。明朝体は「長文で用いるべき」とされており、また、明朝体は、印刷する資料の場合は問題ありませんが、プロジェクタで投影した際、文字が飛んでしまう(少し消えてしまう)のが最大のネックです。
●また「MS ゴシック」と「MS Pゴシック」のどちらを用いるのか? という点ですが、これは、文字が間延びして見えない点からも「MS
Pゴシック」が最適です。では、その他の「HG丸ゴシックM-PRO」は使わないのか? ということですが、基本的に使う必要はないと思います。もし、使うのであれば、それなりの理由が必要です。例えば、子供向けの製品の提案書なので、かわいさを表現したい、など
●ここで、「漢字、かな」と「英数字」で同じフォントにするのか、異なるフォントにするのか?という疑問がでてくると思います。これは『協調』を重んじ『衝突』を防ぐためにも同一フォントにした方が良いです。敢えて調整を難しくする必要はないのです。
●では、すべての文字で「MS Pゴシック」でよいのかというと、また話が少し違ってきます。プレゼン資料の表紙や、各ページのタイトル部分などは、『コントラスト』をはっきりとつけたいものです。この場合「MS
Pゴシック」ではボールド(太字)にしても、フォントサイズを大きくしても『コントラスト』がはっきりしません。そのため市販されている和文フォントが必要になります。
●少し話はズレますが、フォントというのは、デザイナーが一文字ずつ手作りしているのをご存知でしょうか?英字の場合、A〜Z、a〜zとしても52文字程度のデザインですが、和文の場合、漢字、ひらがな、カタカナもあり、全7000字もデザインするそうです。そのため、2〜3年はかかるため英文に比べて、少し高めです。
●和文フォントで何が良いのか?というと、業界標準の「モリサワ」のフォント(http://tinyurl.com/d3ot3)が良いようです。これ以外にFreeで提供されていて『コントラスト』をはっきりさせるフォントを探しましたが、文字に抜けがあったりして、最適なものを見つけることはできませんでした。
⇒参考:http://ohkadesign.cool.ne.jp/wabunfont/freefont/freefont.html
●話は戻って、フォントの基本は「MS Pゴシック」を使うとして、次に、カナや英数字の「全角/半角」についてです。まず、カナですが、ひらがなが全角なので『協調』を重んじ『衝突』を避けるために「全角」で良いと思います。また、英字は全角だと間延びするので、こちらは「半角」。最後に数字は金額や年号などを表す場合は「半角」、目次やタイトルなどを表す場合は「全角」で良いと思います。
●また、英字の「大文字/小文字」については、『ノンデザイナー〜』でも紹介されている通り「小文字」で良いと思います。
●以上、フォントも中々、奥の深い世界ですよね。これ以外のフォントを使用することがいけない訳ではなく、あくまで指標としてベーシックな用い方を押さえた上で他のフォントを応用した方がよいと思います。
●再度、フォントの基本を整理すると、以下になります。
・漢字、かな :MS Pゴシック、全角
・カナ :MS Pゴシック、全角
・英字 :MS Pゴシック、半角、小文字
・数字 :MS Pゴシック、全角(タイトル等)、半角(金額、年号等)
・タイトル箇所:市販フォント
●ちなみに、市販のフォントを購入した場合、各パソコンで個別にインストールすることになります。そのため、自分のパソコンで正しく表示され、印刷されたからといって、他の人のパソコンで同じフォントが存在しない場合、文字が勝手に置き換わってしまうことがあるので、注意が必要です。
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