●最初に、トヨタ自動車を選んだのは、理由があります。それは、日本でNo.1の企業だからです。時価総額を見てもダントツの1位です。
http://biz.yahoo.co.jp/ranking/marketcap/day/all.html
そんなNo.1企業の経営説明用のプレゼン資料なら、かなり完成度が高いのでは?と思ったからです。
●しかも、プレゼンの説明者は、なんと「奥田会長」です。実際に、プレゼンを見てみたかったですね。そんな日本でNo.1企業のプレゼン資料から学べる点、改善すべき点を見てみます。
●資料は、株主に対する経営方針の説明資料という位置付けと想像します。資料全体は、デザインも綺麗ですし、全てのスライドが表やグラフ、図を用いられてビジュアル表現されていて「読んで理解する」資料ではなく、「見て理解する」資料になっている点が素晴らしいです。
●また「We Can & We Will」というキャッチコピーを中心にまとめてある点は学べますね。資料は、大きく3部構成になっていて、「1.」は、株主が最も気になる財政状況を説明し、その後「2.」「3.」でキャッチコピーと一致する説明になっています。
1.財務状況ハイライト
2.We Can
3.We Will(地域別戦略)
●このようにキャッチコピーが言葉だけで浮かないように資料全体を貫く、あるいは、散りばめるというのは学ぶべき点です。ただ、資料を読むだけだと「We
Can & We Will」と内容が一致しているの?という点が分かりにくいのが気になります。
●もう一つ、学べる点として、スライド11で「成長のための3つの競争条件」があります。ここでは競争条件を3つとしています。資料をよく見ると以下の通り5つなのですけが、「3つ」と言い切ってしまっている点がよいですね。ライブドアのプレゼンもそうでしたが、3つというのは座りがいいのです。
・開発力
・供給力
・販売力
・人材
・財務基盤
●一方、改善点としては、資料だけみると、「メッセージに乏しい点」です。1枚のスライド毎に何を見せたいのか?という点が曖昧でプレゼンター、もしくは聞き手に委ねている点が不親切といえます。
●例えば、スライド4の「連結決算の要約」ですが、資料の作り手のメッセージは、「すべての項目で前期を上回っている。」つまり、「順調な成長を実現している。」と伝えたいのでは?と想像します。少なくとも私は、そのように理解しました。しかし、本当は、違うのかもしれません。真実は、実際にプレゼンを聞いた人にしか分からないですね。
●いずれにせよ、資料を作る際に注意すべき点としては、グラフや表、図形で伝えたいことをビジュアルに表現するのはよいのですが、そこで何を伝えたいのか?という点を明確にすること。そして、その伝えたいメッセージをしっかりと資料に表現することです。
●具体的な方法としては、当期の数値を
・少し大きなフォントにする
・フォントを太字(ボールド)にする
・フォントを赤字にする
・当期の数値を四角で囲む
など、前期との違いを明確にするとともに、「だからどうなのだ!!」というメッセージを”吹き出し”などで伝えるとより親切ですし、間違いがないです。
●要するにプレゼン資料というのは、「一見して分かる」というのが理想です。一見しただけでは、わからなくて、聞き手が読んで解釈して分かる、というのでは、なかなか思いは伝わらないものです。そのため、改善点としては、各スライド毎に何を伝えるのかを明確にし、メッセージを付け加えるべきだと思います。
●再度、トヨタ自動車のプレゼン資料から学ぶべき点を整理します。
1.キャッチコピーが全体に貫くように構成すること
(浮かないように工夫すること)
2.構成として「3つ」を意識してまとめること
3.1つのスライド毎に何を伝えるのかを明確にすること
4.伝えたいメッセージが分かりやすいようにメリハリをつけること
(フォントの工夫、吹き出しの追加など)
●以上、トヨタ自動車のプレゼン資料から学ぶべき点を整理しました。レビューの内容は、このような感じです。皆さんも、今より、完成度の高いプレゼン資料に仕上げませんか?
お待ちしておりますので、お気軽にプレゼン資料をお送りください。
http://www.nakeru-p.com/1000.html |