<前回のまとめ>
「作図の前には、その土台となる”レイアウト”を整えましょう。そのコツは、1.統一感を持たせる、2.インデントを使用する、3.左上→右下に流れるように配置する。多くのプレゼン資料は、この基本を押さえています。」
という内容でした。
●今回は、作図についてご説明します。多くの方から「自分は、絵ごころがないから、プレゼン資料って難しい。」という声をいただきます。そんな方でもご安心ください。m(_
_)m
「全然、難しくない!!」ということをご説明します。
●プレゼン資料が文字ばかりだと見る気がしないですよね。ビジネスマンであろうと学生であろうと、ビジュアルに”魅せる技術”が必要です。プレゼンでビジュアル表現するためには、文字以外の以下を使用することになります。
・図 :情報を図形で表現する
・表 :縦×横に項目を並べて関連を表現する
・グラフ :数値を図で表現する
・イラスト:人物像などマンガ的に表現する
・画像 :デジカメなどで撮影した画像などを掲載する
●今回は、この中で頻繁に使われる「図」、「表」について説明します。図表の表現にはいくつかの種類がありますが以下の5つのパターンに分類されます。
1.状態 :静的な状態を表現する
2.関連 :情報の流れやつながりを表現する
3.フロー:時間の流れを表現する
4.ツリー:階層構造を表現する
5.表 :縦×横に項目を並べて関連を表現する
●そうなると簡単ですよね。「どんな絵を描こうか?」と迷ったとしても最終的には、上記の5つのパターンに収まる訳ですから。自由に図を書くわけではなく、5つのパターンを選択すればいいのです。どうでしょう?簡単ではないですか?これは多くのプレゼンの書籍でも書かれています。
●しかし、それでも現実問題として「それは分かるけど、でも難しい。」という方も多いのではないでしょうか。では、なぜ、それでも難しいのか?というと、それは、多くの場合、順番が間違っているのです。多くの場合、以下の手順になっていないでしょうか?
・サンプル図形(先の5つのパターンの図形)を用意する
↓
・表現したい情報をサンプル図形にあてはめる
●これが難しくさせるのです。これを喩えるなら、既成の服に自分の体型を合わせるようなものです。順番が逆なのです。本当は、
・表現したい情報を抽出する(紙に書く)
↓
・縦×横に並べる情報の数を決める
↓
・サンプル図形をあてる
●どうです。この方がずっと楽になります。これは、つまり、自分の体型に服を合わせるようなものです。それで、ここでのポイントは、「縦×横に並べる情報の数を決める」という点です。つまり、図形の設計をしているのです。
●これを具体例で説明すると、例えば家族構成を図にする場合、両親と子供2人の4人家族なら、図で表現するなら縦2×横2が一般的でしょう。横一列にならべても縦1×横4です。ともかく、これぐらいの数ならあまり図形に悩む必要はなさそうです。
●では、会社の組織構成を図にする場合、どうでしょうか?縦×横はいくつにすればよいでしょうか?それぞれの会社によって異なると思います。ここで重要なのは、漠然と図で表現するのが難しいと考えていたことを、数を出すことで作図のヒント、つまり設計をすることになっている点です。
●それで、この時、縦×横が同じぐらいの数になればバランスのよい図が書けます。さらに、縦×横の数がある程度、決まったら、先ほどの5種類(状態、関連・・・)の中から、最適な図形を選択すればよいのです。
●いかがでしょうか?漠然と難しく感じている図形表現も、まず最初に書きたい情報を吐き出して、数を出すことで解決の糸口がつかめます。このような段階を踏まずに一気に作成しようとするから難しくなるのです。どうでしょう?簡単ですよね? |