<前回のまとめ>
「プレゼン資料を作成する前には、まず完成イメージを”図で描きましょう”そうすることで論理的なつながり、階層構造の明確化など、説明する対象を正確に把握することができるはずです。」
という内容でした。
●前回、プレゼン資料を作成する前には、まず全体像を図で描きましょう、という内容をお伝えしましたが、次の段階で、どうしても避けて通れないのが作図ですよね。作図は「苦手だ」という声もよく聞きます。
●ただ、作図の前に、その土台となる「レイアウト」についてご説明します。なぜなら、どんなに作図が上手でもそれを載せる土台がしっかりしていないと美しく見えないものです。
●例えば、ほとんどのプレゼン資料では、スライドにタイトルをつけていると思います。そのタイトルは、すべてのスライドで同じ位置に表示されているでしょうか?意識してずれないようにしているでしょうか?細かいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが上手なプレゼン資料は、例外なく、この基本を押さえています。
●レイアウトで押さえるべきポイントは以下の3つです。
1.統一感を持たせる
2.インデントを使用する
3.左上→右下に流れるように配置する
●1.統一感を持たせる
統一感を持たせるというのは、すべてにおいて意識しなくてはいけないことです。プレゼンテーションというのは、紙芝居のようなものです。1枚1枚の紙の中の構成が変わってしまっては、そちらに気をとられてしまいます。むしろ背景は同じにして、伝えたいものだけを変化させていき、そこに訴求力をもたせるようにした方がよいのです。
具体的に説明すると、タイトルやリード(説明文)、図形やグラフ、表などの表示位置は、全体を通してできるだけ同じ位置に表示させるようにします。ただ、難しいのは、すべて同じレイアウトにすればよいのか?というとそうでもないです。
全てを同じレイアウトにすると今度は、単調になりメリハリが効かなくなります。なので「文章だけのパターン」「図形だけのパターン」「グラフや表を用いたパターン」など、3〜4パターンで統一していくことをお薦めします。
具体的な例として、手前味噌で恐縮ですが、
http://www.nakeru-p.com/intro_2_1.htmlを見てください。
「次へ」というボタンを押してもタイトルと図形の位置がずれないようにしています。
●2.インデントを意識する
インデントとは、行頭や行末の字下げのことです。インデントを使うことで階層構造をビジュアルに表現できます。
例えば、
1.タイトル
__1.1.サブタイトル
____(1)項目
これを以下のようにインデントをつけずに垂直に並べてしまうと、どのレベルの話をしているのか直感的に分かりにくくなります。
1.タイトル
1.1.サブタイトル
(1)項目
●3.左上→右下に流れるように配置する
人の視線というのは、左上→右下に流れるものです。そのため、タイトルは左上に、リード(説明文)をその下に配置し、徐々に右下へ情報を流すように配置していくことが基本です。ですので、オブジェクトは左端に揃えるのが基本です。右端に揃えるのは少し特殊といえます。
●このようにレイアウトを整えることで、図形作成が苦手という方でもそれなりのプレゼン資料が完成するものです。もう少し分かりやすい例でいうとホームページを作成する場合、特にレイアウトが決まっているわけではないので、どれが一番、見やすいレイアウトだろうか?と悩むものです。私も悩みました。
●しかし、最近、流行している「ブログ(http://www.cocolog-nifty.com/)」では、最初からレイアウトが用意されており、そこに文章を書き込むだけでそれなりに魅せるホームページを作成することができます。
#1時間もあれば誰でも素敵なホームページが完成します。しかも無料で。
●ブログのすばらしいところは、ホームページを作成する際のタグの知識を不要としたことに加えて、レイアウトまで事前に提供し、情報を提供する側が「情報の内容」だけに特化させた点にあります。
●ですので、プレゼン資料作成の際も、できるだけ内容に集中できるよう最初の段階でレイアウトを決めておけばよいのです。 |