<前回のまとめ>
「何事もはじめて経験するものというのは、方向性が定まらず、無駄な動きをするものです。これを解決するのが『型』をもつということです。プレゼンテーションも同様に、先人の『型』を真似て、それを自分のものにしてから自分なりのオリジナルを作り出せばよいのです。」
という内容でした。
●”問題解決能力”なのだと思います。
プレゼンター(プレゼンテーションを実施する人)に求められるのは。私も随分、沢山のプレゼン資料を作成してきましたが、基本的なストーリはどれも同じといえます。
・解決すべき問題(課題)がある
↓
・その問題(課題)を、いつ誰がどのように解決するのかを明確にする
↓
・そして、その解決した後のゴール(目的)を明確にする
というのが基本パターンです。
●もちろん、論文発表などの場合、ストーリは異なると思います。しかし、事業戦略や製品紹介など、多くのプレゼンは、上記のパターンになります。ここで注意が必要なのは、「問題点」を反対から見ただけの解決策しか導きだしていない場合です。
例えば、以下の問題があったとします。
・売上げが上がらない
・利益が上がらない
・お客様からクレームが上がっている
このような問題に対する解決策を導きだす場合、
・売上げが上がらない⇒売上げを上げる
・利益が上がらない ⇒利益を上げる
・お客様からクレームが上がっている⇒クレームがでないようにする
●というように、問題点を単に反対から見ただけの解決策しか導きだせない人がいます。嘘じゃない、本当の話です。
#少なくともこのメルマガの読者の方は、こんな浅いロジックは止めて
#下さいよ。(^^;) もっと深く考えてくださいね。
●売上げが上がらないから売上げを上げる、というのは分かりきったことなのです。そうではなく、「じゃあ、どうするのか?」「売上げを上げるためにどんな対策をとるのか?」が求められるのです。しかも絵に描いた餅ではなく、実現可能な解決策です。これを提示しないと底の浅いプレゼンになってしまうのです。
●しかし、問題点の解決というのは非常に複雑なものです。
売上げが上がらない原因は何なのか?市場がないからか?製品に欠陥があるのか?社員が働かないからか?これらを一つずつクリアにし、真の原因を解決する必要があるのです。
●「じゃあ、どうやって問題解決能力を身に着ければいいのか?」と疑問に思われるでしょう。それもちゃんと用意されています。
”ロジックツリー”
です。問題を思いつくままに挙げて、その問題の関連性をtree状に整理していき、最終的な根本原因を突き詰める手法です。
参考「http://www.infoscape.jp/tms/pm/solution/logic-tree.htm」
●非常に単純ですが、とても分かりやすい手法です。
・オリンピックで金メダルを取りたい!!
・お金持ちになりたい!!
・幸せになりたい!!
それは、分かっているのです。その夢をどうやって実現するのか、というロジックツリーを作り出し、その解決策を一つずつ説明できれば、説得力のあるプレゼンテーションができるはずです。
●逆にプレゼンの内容が浅いというのは、問題の掘り起しが甘いのです。あるいは、情報不足で総合的な判断ができていないのです。プレゼンターは、単に20〜30分のプレゼンを乗り切ることが目的ではなく、むしろ、そこから先の目的を達成することです。そのためにも問題解決能力と当事者意識が不可欠といえます。 |