<前回のまとめ>
「インターネットを利用した情報検索では、膨大な数の中から情報を探し出す必要があり、検索エンジンの使用が必須である。そのためには、Yahoo!とGoogleの違いを理解し、検索キーワードを適切に選択し、複数を組み合わせることが大切である。ただし、根気も必要ですよ。(^^;)」
という内容でした。
●これまでの流れで「情報収集」と「情報検索」という言葉を使っていましたが自分でも定義が曖昧だったので、以下のように定義します。
・情報収集=プレゼン資料を作成するための元となる情報を集めること。
具体的には、雑誌や書籍から必要な記事をピックアップする
、人に聞く、インターネットを通じて情報検索する、などがあ
る。
・情報検索=情報収集の一つの手段でインターネットなどから情報を検
索すること。
つまり、「情報収集」と「情報検索」は、意味が多少異なり、情報検索については、インターネットを利用した方法を前提として話を進めます。
●前号では、情報検索の『コツ』は以下の3つを押さえることであると説明しました。
1.Yahoo!とGoogleの違いを理解すること
2.キーワードの選択と使用方法
3.根気
●今回は、再び、情報検索についてお伝えします。上記の通り、検索エンジンを利用し、キーワードを選択する以前に、その検索対象を明確化しておく必要があります。
●例えば、携帯電話の新製品の企画書を作成することになり「市場動向」を調査する場合、様々な情報検索が考えられます。
・携帯電話所有者数(地域別、年齢別、性別、メーカー別など)
・利用する機能 (通話、メール、インターネットなど)
・利用料金 (通話料金、パケット料金など)
・利用料金 (通話料金、パケット料金など)
この他にも色々あると思います。
●このうち、情報検索する前に自分が何を検索したいのかを明確にする必要があります。そうでないと、検索対象が不明確なため、検索に時間がかかったり、情報に踊らされる可能性があります。
●では、更に突っ込んで、それでは、どのようにして検索対象を明確化するのか?というと、それは、情報検索する時点である程度、
”ストーリ(=構想)を想定しておくこと”
です。
●つまり、情報検索する段階では、目的が明確なわけですから、その目的を達成するための論理的な裏づけとして情報収集することが多いはずです。で、あれば、そのストーリーに沿った情報が検索対象になるはずです。
●あたり前の話なのですが、やみくもに情報検索してしまうと時間がかかってしまい、目的の情報をなかなか見つけ出せないのです。そのため、
”霧を晴らしておくこと”
です。
●しかし、私の経験上、ここで注意が必要なのですが、予めストーリーを想定し、検索対象を明確にしてていたにもかかわらず、適切な情報が見つからないことも多いです。この場合、3つのパターンに分かれます。
(1)想定どおりの情報が見つかる (ベスト) (^0^)/
(2)ある程度、想定した情報が見つかる (ベター) (^_^)
(3)想定した情報が見つからない (ワースト)(T_T)
●(1)については、問題ありません。その情報を表やグラフ、スキャナで画像を取り込むなりして、流用すればよいのです。
●(2)については、工夫が必要です。見つかったところと見つからなかったところを明確にして、見つからなかったところについては削除して論理展開します。しかし、削除できない場合は、見つからなかったところを仮説で説明するしかありません。
●(3)の場合、ストーリーが崩れるので、ストーリー自体を変更するか、他に見つかった情報で仮説を立てるしかありません。
例えば、こんな感じです。
「10代前半向けの携帯電話の新製品企画」
10〜13歳の携帯電話の所有者数が調査対象の場合、
(1)ベスト =10〜13歳 :99999台 最適な情報が検索できた!!
(2)ベター =10〜15歳 :99999台しか見つからなかった場合、各年
代の平均値を出し10〜13歳台の想定数を算出する
(3)ワースト=見つからない:人口情報と携帯電話の普及率などから、
真実に近い値を導き出す
※(2)と(3)の場合は、想定であることの注意書きが必要です。
●(2)で大切なのは正確な情報と仮説の情報をしっかりと分けることです。これを混乱させてプレゼン資料に盛り込むと「嘘っぽく」なってしまいます。
●そのため、できれば、(1)と(2)だけでプレゼン資料は作成した方が無難です。(3)で無理やり数値をはじき出すことも可能ですが、説得力が乏しくなるのです。
●このように情報検索するためには対象となる情報を明確化する必要があります。そして検索対象を明確にするためには、予めストーリーを考えておくことです。しかし、欲しい情報が想定どおり見つからないことが多いので、その場合、仮説を立てるか、もしくは思い切って削除して説得力のある資料にする必要があります。 |