<前回のまとめ>
「プレゼンテーションの質を左右するのは情報収集力である。そのためできるだけ時間を掛けた方がよい。しかし、情報収集に時間を掛けると逆に情報に溺れる可能性がある。これを回避するためには”能動的なアプローチ、日常からの情報収集、目的の確認”を行うことです。」
という内容でした。
●深夜のTVショッピングを見たことありますか?
先日、パソコンの紹介をしていて、何だかとても高機能パソコンに思えて思わず買いたくなりました。
●あれって不思議なものです。電気屋に飾ってあるだけならなんともないのですが、TVショッピングで紹介されると、何かすごいものに思えるんですよね。
●プレゼンテーションでも同じように、説明の対象となる製品やビジネスプランなどを、よりよく表現するスキルが必要です。
●私は仕事で、よく「プレゼン資料って何を書けばいいんですか?」と聞かれることがあります。(^^;)気持ちは、分かりますよ。私もたまに途方に暮れることがありますから。
●ただ、冷静に分析すると、こういう状態は以下に分類できます。
a.書きたくない。やりたくない。
b.書きたいことは漠然とあるけど、どうしてよいか分からない。
c.書きたい気持ちはあるけど、思いつかない。
という状態です。
●a.は論外なので除外します。気持ちを込めましょう!!(^^;) b.の解決方法はあるのですが、また別の機会に説明しますね。今回は、「c.」の状態=「書きたい気持ちはあるけど、思いつかない」に焦点をあてます。
●例えば、ここに1冊の本があります。一度読んでみましたが、大しておもしろくもなく、感動もなく、興味ももてない本だったとします。
●もし、あなたがこの本を友達に買ってもらえるようにプレゼンテーションしなければならない場合、どうします?まさに「何も思いつかない」という状態です。
●無理やり説明するなら「とても平凡な本です。」といったところでしょうか。しかし、プレゼンターとしてはそれでは失格です。
●提案書、企画書、ビジネスプラン、製品説明などあらゆるプレゼンテーションの種類がありますが、共通するのは、そのプレゼンテーションの対象を
”活き活きと、蘇らせなければならない”
ということです。先のTVショッピングのように。何も書くことがない、と放棄してはいけません。そんな時にこれを乗り越える2つの『コツ』があります。
●1つ目の『コツ』は”前向きな視点で見る”ということです。
・平凡な本かも知れないけど、その中でも何かわずかでも心に残ったも
のはなかったか?
・自分にとっては興味がなくても、他人にとっては興味があることはな
いか?
など、良いところを探すのです。
●ついでに言うと、前向きな視点でものを見ると用いる言葉も変わってきます。
「問題点」→「課題」
などです。
同じことを指しているのですが、問題点の場合、問題を挙げているだけで、解決する姿勢が見られません。問題を挙げるだけなら誰でもできます。
●しかし、「課題」と表現すると、その問題を如何に解決するのか、というところまで考えていると受け取れます。
●2つ目の『コツ』は、”視点を変える”ということです。先ほどの本を例として「何かを説明しなくては。」と、つい本の内容に固執しがちです。しかし、それが思いつかない場合、内容以外に視点を移せばよいのです。
●例えば、「タイトル、作者、出版社、帯のコメント、色合い、文字、価格、販売数、読者など」様々なもの視野に入ってきます。これらの良いところをピックアップすればよいのです。
●いずれにしても「視点」が共通するところがおもしろいですね。ただ、現実は「何も書くことがない」というような製品やビジネスプランをプレゼンテーションする機会は少ないはずです。(^^;)
●それでも、プレゼンテーションの対象となる製品やビジネスプランを前向きな視点で捉え、なおかつ視点を変えてよいところをピックアップし、”活き活きと、蘇らせなければならない”という点ではまったく同じです。
●つまり、プレゼンテーションを活かすか、平凡なものにするかは、
”あなたの「視点」にかかっているのです。” |