スーツはデザインが同じですよね。
でも、シルエットによってイメージ、テイストが大きく変わるのをご存知でしょうか?
基本的なクラシックスーツには、3つのシルエットがあります。
■ブリティッシュ・スタイル(英国調)
シルエットは細身で絞ったウェストが特徴です。
また、肩幅はナチュラルで狭め、肩先が少し角張っている感じ。
衿幅が広めでサヴィル・ロゥの流れを汲む最もクラシックな
プロポーションです。
(サヴィル・ロゥ ― ロンドンにある伝統的な紳士服仕立て屋街)
■アメリカン・スタイル
肩パッドの薄いナチュラルな傾斜とウェストを絞っていない
ボックス型のシルエットが特徴です。ゆったりとした身頃が
既製服として体型カバーができたり、機能性が高いところが
アメリカ人好みで、広まりました。
このモデルは、アメリカの伝統的なエリート校の学生に好まれ、
彼らがビジネスの世界で活躍したことにより、権威づけされまし
た。
■ ラテン・スタイル(フランス・イタリア)
ブリティッシュとアメリカンのちょうど中間に位置します。
フランスのタイプは、丸みを持たせながらも広めの肩幅。
腰周りを細めに絞って、ジャケットのシルエットがVラインを
描きます。これは、フランスならではのレディスの発想を
取り入れたものですね。
80年代に流行した「ソフト・スーツ」もこの流れですが、
現在はあそこまで肩幅が広いものやパンツ幅が広いものは
流行っていませんね。
イタリアはテーラー(仕立て屋)の時代が長く、基本はイギリス
の思想が強く影響しています。ただ、イタリアもフランス同様にレディスのモードが発達していたため、固くクラシックなだけでなく、フランスとイギリスの中間に位置する洗練された独自のシルエットが特徴です。いわゆるちょいモテオヤジ風です。
最近のトレンドはブリティッシュスタイルで、スッキリしたシルエットが主流で、昨年から3ピースも多くみられるようになりました。
・ 細身の方なら、ブリティッシュスタイル
・ ふくよかな方なら、アメリカンスタイル
・ オシャレを意識したいなら、ラテンスタイル
など、体型を考慮して選ぶこともできますし、スタイルからのイメージに合わせてスーツを選ぶこともポイントになってきます。
それでは、本日の質問です。
『あなたはスーツ全体の雰囲気から
どんなイメージを表現したいですか?』
お国柄や思想も反映されているとも言えるスーツのシルエット。
あなたがビジネスの場面において、どのような表現をしたいのかを考えてみてくださいね。
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