参加者レーポート第2回ジョエル・ロブション
  ジョエル・ロブションの印象 見出し画像    

まず、食事予定のジョエルロブション2階へ上がると、ゴージャスな装飾とは裏腹に
とても落ちついた空気が流れていて、居心地の良さを感じました。
テーブルの上にはベロア地の薄い紺色のリボンで結ばれたナプキンが用意されてあり、
リボンの質感に上品さを覚え、まずここからロブションさんのプレゼンテーションは始まったのだと感じました。
メニューは12品の懐石スタイルのコースでしたが、さまざまな種類のお料理を味わえたというだけでなく、
海の中を案内してもらったようなストーリー性溢れるものでした。

料理の感想 見出し画像  

まずは、口にすると、うるさすぎないエビの香りが広がるオシェトラキャビア甲殻類のジュレに
なめらかなカリフラワーのクレームで始まりました。
ここで、砂浜で遊ぶエビ達と挨拶を交わします。
そして、海中へ向かうと、特選生ウニ三変化、旬の甲殻類三変化と同じ食材を使い
3種類ずつのお料理を左から順々に・・・という案内に従いツアーをしました。

甲殻類三変化のメニューはというと、
・ ラングスティーヌのラヴィオリ、キャベツのエテュベとフレッシュトリュフのせ
・ブルターニュ産オマールをシトロネエルと共にロティ、カリフラワーのスムール仕立て
・オマールのパンスをポワレし、サフランのリゾットと共に頂きました。

プレートには金粉をあしらったデコレーションがなされ、
エビの中でもオマールや、ラングスティーヌのお料理の豪華さを更に引き立て華やかなものでした。
またお皿の黒、金粉のゴールド、エビの赤のコントラストがアートのようでした。

食事中に頂いたパンも10種類以上はカートに用意があり、その中でもバジルのフォカッチャはしっとりとし、
バジルの香りが強すぎずオリーブオイルとの相性も抜群でした。
今回の海中散歩の合間に見つけた海藻のようにイメージしながら頂きました。
また、テーブルに用意がされたバターも硬さや塩分なども、総合的にちょうど良く、上品な味で、
お客様の目線に立っているという印象を受けました。

お魚は信州サーモン、そして山口県萩直送平スズキと2種類を味わった後、忘れていた地上のお料理、
和牛(グリエにし、黒胡椒のクリスタリーヌ、本しめじのベニエ、レフォール入りマスタード添え)を頂きました。
そして、モロッコ産アルガンオイルの香るクスクスと旬の根野菜を口にし、フランスからスペインの海を渡り、
ついにフランス文化とアラブ文化が融合するモロッコまで旅をしたのだと気づきました。

地上に上がり、山や草原に囲まれた場所で旅を終え、満たされた幸せな気持ちでいると、
ヤギや牛の鳴き声が聞こえてきました。
そして、何十種類もの色・形のチーズを目の前でご案内頂きましたが、ブルーチーズやヤギのチーズ等
それぞれの濃厚な味は、もうお腹は満足しているはずなのに、食欲をそそられるものがありました。
お店の方の案内も一人一人の好みに合わせ、丁寧に説明およびお薦めしてくださりプロフェッショナリズムを感じました。

デザート 見出し画像  

そして、11品目のデザートは長旅のクライマックスに近づき、優しくすっきりと目を覚ましてくれるデコポンのグラニテでした。カンパリでマリネされたオレンジと泡は、甘酸っぱく夢が消えていってしまうようなせつない感情を抱きました。
そして、最後の最後のクライマックスのデザートは最も感動的なものでした。

「シュクル、なめらかなパッションフルーツのクレームに、アナナスのパンプルムースマリネを添えて」という名前の
デザートで、外側がクレームブリュレよりもう少し薄いカラメルでできた球状のデザートで、中には冷たいふわふわの
ムースが入っていました。
このパリっとサクッとした外側とふわふわの内側が出会った時の予想外の食感には感動を覚えました。

私はお飲み物は紅茶を最後に頂いたのですが、その紅茶と同時にさりげなくテーブルに置かれていた
’’Merci’’(フランス語でありがとうの意味)と書かれた金太郎飴の存在は、見逃さなくて良かったです。
お店の方はこの金太郎飴を置いたことに関し触れていなかったので、そこもまたさりげなく、素敵な演出だったと思います。

そして完全にすべて、12品がすべて出てきてしまい、今回の旅をついに終わりにしなければいけないのかと感じていた所、またもやサプライズで、チョコレートやお菓子をたくさんのせたカートがやってきました。
現実に戻ったばかりでも、このチョコレートにより小さな幸せをかみ締め、喜びを感じることが出来ました。

そして、この贅沢な4時間の旅から帰宅する時には、女性だけに特別にと、お土産のパンを頂きました。
オレンジのピールが入っていて、1日後でもやわらかくしっとりした食感のパンでした。
このお土産は、非日常的な空間で味わったこの幸せを、家族など大切な人達と共有する為のものなのだろうなと
思いました。

まとめ 見出し画像  

この一連のロブションのプレゼンテーションは、まるで演劇を見ているような、自分自身が旅をしているような
ストーリー性溢れるもので、そのアイディアにはとても感動しました。
お料理の味はもちろんですが、演出の所々でお客様をサプライズ、そして感動させようと食器一つや、テーブル、
お料理のデコレーションにもこだわる所に、心からのおもてなしの精神を感じました。

ミシュランに選ばれるレストランというのは、味だけでなく、その他のプレゼンテーションでお客様の期待を
超えるようなサービスを提供してくれるのだと大変勉強になりました。

最後に、今回こちらの企画に私を選んで頂いたことを感謝致します。
ワインの香りに包まれながら、岡村さんのダイエットのお話を聞いたり、とても楽しいひと時を過ごす事ができました。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

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