一定地域に住む生物群と、それを取り巻く環境を包括した概念。生態系。(Ecosystem)
景観としてまとまりをもつ一定地域内のすべての生物と非生物的環境を、エネルギーの流れ、食物連鎖、物質循環などに着目して、一つの機能系とみなしたもので、大きく、生産者、消費者、分解者に区分される。
生産者(植物)が太陽光から系にエネルギーを取り込み、これを消費者である動物などが利用していく。遺体や排泄物などは、主に微生物によって利用され、さらにこれを食べる分解者が存在する。
こうした過程を通じて、生産者が取り込んだエネルギーは消費されていき、生物体を構成していた物質は無機化されていく。そしてそれらは再び、植物や微生物を起点に食物連鎖に取り込まれる。これを物質循環という。
生態系という言葉は、1935年にイギリスの生態学者アーサー・タンズリーの著書に初めて現れる。しかし実際にこの言葉を作り出したのは、同僚のロイ・クラファンだった (1930年)。
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