「木に学べ」(西岡常一著 小学館刊)
(ここから)
棟梁というものは何かいいましたら、「棟梁は、木のクセを見抜いて、それを適材適所に使う」ことやね。
(中略)
「木を組むには人の心を組め」というのが、まず棟梁の役目ですな。職人が50人おったら50人が、わたしと同じ気持ちになってもらわんと建物はできません。
(ここまで)
この木のクセを見抜くのは、かなり難しいようですね。
また、同じ森で育った木同士を組む方が良いそうで、その為に「木を買わずに森を買え」って言葉もあるようです。
木といっても、適材適所に使うことは相当大変のようです。
ましてや、人は・・・。
経営、人事の本やセミナーでは、何時でも、簡単そうに適材適所って言葉が出てきます。
でも、これほど難しいものなどないですよね。
木を適材適所に配することですら、何十年も修行が必要なのですから。
いわんや人など・・・。
セミナーで良く出てくる言葉、簡単そうな単語ほど、手強いのです。
そういった手強さと正面切って戦うのも一つですが、修行と思って年数を掛けることも大切かもしれません。
|