「イスラムとアラブ・ビジネス」(吉村作治著 日本工業新聞社刊)
(ここから)
アラブ人たちの商売の仕方は徹底的に主観価値説に即しているのである。この点を忘れてはならない。法外な値段を示す商人だとて、相手をだまそうという邪悪な考えはない。
売り手は競争や経験の許す限り高値から交渉をはじめる、という商談の道理にかなったやり方をしているのに過ぎない。
主観価値説というのは、原価100円程度で、定価がある国々ではせいぜい売値150円の商品でも、500円で買う人がいたら、その商品を500円の価値ありと判定したということなのである。使用価値は、個人によって違うというのが基本的な考えだ。
(ここまで)
私もエジプト旅行をしたときに、この交渉の時間の無駄を感じました。
定価のある国に住んでいる人間によっては、この交渉は時間の無駄以外のなにものでもなく、更に言えば、「騙されないぞー」という身構えと、「騙されたかも?」という被害者意識があります。
でも、この文章を読む限り、「そうか!主観価値説なのか!」と思った瞬間に、かなりの納得を得ましたね。
価格の付け方には、様々な方法がありますが、日本でこの主観価値説は思い浮かびません。
一度、探してみましょう。
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