2006年7月14日の朝日新聞の記事からです。
(アジアの街角)フィリピン・バギオ:4 苦学生応援ジャム
(ここから)
「バギオに行くなら買ってきて」と必ず頼まれるのが、グッドシェパード修道院のジャム。粒がまるごと詰まったイチゴジャムや、色鮮やかなウベ(紫イモ)ジャムが人気で、午前中に売り切れることもある。 52年に、戦争孤児や寡婦らを支援する手だてとして、地元のイチゴを使ったジャム作りを始めた。70年代には、貧しい山岳地帯出身の大学生を雇い、学費や生活費の支援を始めた。現在も170人の大学生が働く。
「一つひとつのびんに子供たちの物語がある」。修道院のシスター(63)は言う。勤務は週3日、学業との両立は厳しい。「でも、ここに来なければ大学に行けない子ばかり。みんな努力します」。これまでに4千人を卒業させた。
人手をかけるため値段は普通の2倍以上。それでも売れ続けるのは「がんばれよ」という苦学生への声援だ。
(ここまで) 物語を作ることは、マーケティングの世界では重要だとされています。
今回は、作ったわけではなく、実話ですね。
もちろん、通常、作るといっても嘘の話を作るわけではありませんが。 子供達の苦労、努力が、瓶の中にジャムとなって入っているのです。
その物語に感動して、市価の2倍でも飛ぶように売れる。
このジャムを買うことが、子供達の応援になる。
ジャムの物語に、自分の消費行動がその物語の続きを作るのでしょう。 だから、人は買うのです。 |