ホンダやヤマハ、スズキという世界的企業を生んだ浜松は、こうし
た大企業の関連メーカーをはじめ、独自技術をもつベンチャー企業
も多い。
この「モノづくり」と並んで有名なのがうなぎで、うなぎエキスの
入った銘菓、春華堂の「うなぎパイ」も全国ブランドだ。
「うなぎパイ」と聞いて、やはりすぐに思い浮かぶのが、「夜のお
菓子」というキャッチフレーズだ。
春華堂の山崎取締役は、「夜のお菓子とは家族だんらんのひととき
に食べてほしいという意味を込めてつけました」と説明する。
和菓子を中心に菓子店としの長い歴史を誇ってきた春華堂が、「う
なぎパイ」を発売したのは1961年だった。
当時は、高度経済成長の真っ只中。女性も働きにでるようになり、
ちょうど家族だんらんが失われ始めた時期。
こうした時代背景の中で、「会社帰りのお父さんが買って帰って、
うなぎパイで楽しいひとときを過ごしてもらいたいという思いから
命名したのが、【夜のお菓子】だった」
「うなぎパイ」は、うなぎ粉(パウダー)を生地に練りこんだ栄養
価の高いお菓子。
それが精力とうなぎを結びつけて夜のお菓子というイメージが植え
つけられたようだ。
発売以来順調に販売を伸ばしており、現在では、「1日約20万本、
年間で約7100万本を生産しており、パイを横に並べるとほぼ地
球の直径と同じになる」そうだ。
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■ 本日のニュースをつくるキモ
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「夜のお菓子うなぎパイ」。
なんともいえない隠微な響きのあるキャッチフレーズで、ちょっと
ませていた私は、子供の頃からとてもこのお菓子が好きでした。
全国ブランドなのに、販売は静岡県内と周辺地域に限られているそ
うで、それほどこのキャッチフレーズのインパクトが強いというこ
とでしょう。
当初の思惑とは違うメッセージが、このキャッチフレーズとともに
話題をつくりだして、全国区になったんだと予想できますね。
予想外の解釈が、全国的な知名度を作り出すとともに、地域限定販
売が希少性を生み出して、ブランド力をさらに引き上げています。
本来の真面目な意味よりも、こういった「ワケあり」フレーズの方
が、話題をつくりクチコミを広げるんですね。
この辺は、一線を越えると下品になってしまうので注意が必要です
が、シャレたメッセージは、このように「千里の道を走る」わけです。
「年間で約7100万本を生産しており、パイを横に並べるとほぼ
地球の直径と同じになる」といった具体的にわかりやすく比較対象
を提示して解説することも、ニュース価値を高めます。
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★ニュースメイクポイント
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シャレたキャッチフレーズをつくる
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